<第1位は、「これぞSF!」>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
今年ももう終わりですね。
ということで、今年読んだ本の振り返りの意味も込めて、私のマイベスト本をご紹介してみようかと思います!
いつもは「読書メーター」という読書サイトに記録を付けていっていますので、そちらもおすすめです。
本日現在で、今年読書メーターに記録した本は102冊。
ジャンル別にご紹介していきたいと思います。
まず、「小説・エンターテインメント編」です!
対象は38冊でした。
早速ですが、第5位から順に紹介させていただきます。
第5位 死にがいを求めて生きているの 朝井リョウ
読書メーターに書いた感想
すごく面白かったです。読んでいてどこかどんよりした気持ちになったのは、彼らのふるまいが自分にも思い当たる節があるからでしょうね。「○○さんのため」と言いながら、実は自分の存在誇示のためにそうしたいだけだったり。「やりたいことが見つからない」彼らの心理描写が素晴らしいです。(☆5)
第4位 熱源 川越宗一
読書メーターに書いた感想
日露戦争・第二次世界大戦と、時代の荒波に飲み込まれていく先住民たち。アイヌ、ギリヤーク、オロッコ。当事者とロシア・日本の人々との、表題通り「熱い」物語を夢中になってしまいました。「どうして、ただ生きているだけではいけないのか?」という問いが最後まで頭から離れないです。(☆5)
第3位 すぐ死ぬんだから 内館牧子
読書メーターに書いた感想
「終わった人」も相当良かったけど、この本も抜群に面白かったです!78歳おばあちゃんの波乱万丈のドラマ、見事な名言のオンパレードです。「この世は生者のためのもの」「いずれみんな白い箱」「スキンケアは癒し、メーキャップは励み」「品格のある衰退」、、。(☆5)
第2位 ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ
読書メーターに書いた感想
「全米500万部突破」の前評判に違わぬすばらしい本でした。湿地で独り生きる少女の圧倒的な孤独感を、湿地という特殊な環境と多彩な動物で美しくも残酷に表現しています。同時進行で展開される殺人ミステリーが、読む手を止めさせません!(☆5)
※過去ブログ記事はコチラ
第1位 三体(Ⅱ)黒暗森林(上・下)劉慈欣
読書メーターに書いた感想
いよいよ宇宙人が攻めてくる!来るべき決戦に備えて、宇宙軍を設立し、それとは別に隠密計画としての「面壁計画」を立ち上げる。太陽系を舞台に展開するスケール感満点の宇宙軍と、「冬眠」によって時間を飛び越える「面壁者」。これぞSFの醍醐味!下巻へ続く、、。(☆5)
「冬眠」を経た「宇宙軍」と「面壁者」達は更に進歩した地球の科学を武器にどう戦うのか?そしていよいよ攻め入ってくる宇宙人。次々と希望を打ち砕かれ、人類は最後の希望も失ってしまいます。上巻で敷かれていた布石をしっかり回収し、それでいてとても静かなラストに感動を覚えました。今作も素晴らしかった!で、まだ第3部もあるんだよね?(☆5)
やっぱり1位はダントツで「三体Ⅱ」ですかね~。
「Ⅰ」とは主な登場人物がガラリと変わっていて、また新しい物語が始まったかの印象でした。
「面壁者(ウォールフェイサー)」という独特の設定がまず凄い!
異星人にすべての言動を見透かされている人類にとって、たったひとつ見られることがないもの、それが「頭の中」。誰にもしゃべらず、たった1人の頭の中だけで考え、すべて行動するのが「面壁者」です。。
そして、忘れてはいけないのが「冬眠」や「宇宙戦艦」といったダイナミックな設定。時間や空間を自由に行き来する人類と異星人は、まさにSFの醍醐味!
※過去ブログ記事はコチラ
では、この辺で「小説・エンターテインメント編」は終わりにしたいと思います。
別のジャンルは日を改めて。
では、また!