<自衛手段は自分にあうものを>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
今日は、この本の続きを書いていきたいと思います。
昨日は、
・自分はこの「繊細さんあるある」に、ほとんど当てはまった。特に、、
・小さい音や弱い光が気になって、眠れなくなったり集中できなくなったりする
・近くにイライラしている人がいたり、諍いの場に居合わせるとストレスを感じてしまう
・言葉にしたり行動に移したりするのに時間が掛かってしまうと感じる
・「人より感覚が強く働いてしまう」「想像力が強い」ことにより、それらは発生している、といことが理解できたことが収穫
この本にはいくつかの対策が示されています。以前のHSP本を読んで実際やっていることや、この本を読んでやってみたことをご紹介しつつ、さらに書いていきたいと思います。
◆周囲の音・光への対策
自分にとって、ふだんのまぶしい光や家電の機械音、また眠る際の小さい光や音が気になってストレスや不眠になるなどの、実害がある場合、それを自衛することが必要となります。
モノは試しだと、幾つかの手を打ってみました。
・部屋の天井灯を暖色系が出るものに替える
驚いたのですが、最近のLEDシーリングライトは、かなりのもの(1万円を切るような安いものでも)が、色の切り替えが出来るようですね。
夜9時以降は電球色にするように心がけます。
・アイマスク
昼間に仮眠をとる時にとても有効です。
1000円しないです。
・耳栓
耳栓というものをほとんど使ったことが無かったのですが、なかなか凄いですね。
こちらも仮眠の時にピッタリです。
500円弱でたくさん入っていました。
・ノイズキャンセリングイヤホン
そして、これが最強かもしれません。
家電の機械音はほぼ完全にシャットアウトできます。同じ部屋で家族がテレビを見ていても、ほとんど気になりません。仕事や読書時などに余分な音が入ってこないので、自分の弱点である「集中が切れやすい」を克服できますね。
※これは、高かったです。
・仕事環境には気を遣う
あとは、出来るだけ職場環境にも気を遣います。集中して細かい仕事するときには、離れた場所に座るとか、別室にこもるとか。
あと、騒がしくなってきたと思ったら、意図的に席を立って小休止をとるとか。
◆「繊細さん」というカテゴリー
著者の武田さんは、何度かTV出演もされていて、「繊細さん」という言葉もかなり認知されるようになりました。
今まで認知されていなかった「HSP」というカテゴリーが急速に確立されたように思います。
人より感じやすいことによって疲労やストレスを感じていた人々が、「なるほど、そういうことだったのか」という理解を得られたことはとても大きなことで、それによって対策をはかることで実害を軽減させることが出来ることは本当に良かったと思います。
しかしここで、あまりにも急速な広がりによって、流行語的に使われていることはいささか心配でもあります。
「私は繊細さんだから」という言葉がどこか印籠のようになって、「あなたたちは配慮すべきだ」という価値観の押し付けになってしまったり、はたまた「面倒なことは無理にやらなくていいんだ」という拡大解釈になりはしないか、ということです。
カテゴリーが生まれると、そうでないものとの分断を生みます。自分を守るために取った行動が、いつのまにか「自分の健康を守る」以上の行動となって、周囲との壁を作ってしまうことがあります。
それがまた新たな面倒のタネにならないともいえないですからね。
※疲労やストレスが限界に達している時は、どんな手を使ってでも強制的に逃げることは大切ですよ、、
また、「自分は繊細さんだ」とカテゴリーにはめてしまうと、そのように自分がどんどんなっていってしまう、ということもありますしね。
人の性質・性格なんてものは白と黒に分かられるようなものではないということを前提として理解することも必要だと思いました。
とまぁ、色々書いてきましたが、繊細さんに当てはまると思う人は、
「居心地のよさ」や「ひとりになる時間」といったことに、人一倍気を掛けることは、自分の健康を守るために良いことだと思いました。
では、また!