<「自信」は個人的な基準から>
私ちくわは関西を中心に活動している読書会、「彩ふ読書会」に、
18年5月からサポーターとして活動しています。
18年12月より始まった京都開催のサポーターリーダーとして、日々お手伝いさせていただいています。
彩ふ読書会の目的は「本が好きな方の居場所作り」です。
「家庭でもない、職場でもない、第三の場所」をコンセプトに、色んな価値観を持った方々が集まり、意見を交換し合うこと、また空間を共有しあうことで新しく生まれる何かを楽しもう、という集まりです。
ジャンルは問いません、いい意味でバラけていて、「何でもアリ」なので、男女問わず、また若い方から年配の方まで、気軽にアットホームな雰囲気で、リピーターさんも多数いらっしゃいます。
また、「皆で作っていく読書会」というのも魅力です。私のようなサポーターだけでなく、リピーター参加者の方に進行役や会場セッティングを手伝ってもらいながら、運営しています。
11/17(日)は京都開催でした。
午前の部:推し本読書会
午後の部:課題本読書会 「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」
夕方の部:哲学カフェイロソフィア 「『自信』はどうやったらつくの?」
今日は夕方の部、哲学カフェ「イロソフィア」について書いていきたいと思います。
場所などは午前のこちらのレポートをご参照ください。
「彩ふ読書会」が哲学カフェを開催するのは今回が記念すべき1回目となります(パチパチパチ!)
3月と6月には「カフェフィロ」さんに来ていただいて、協力開催というかたちで実施させていただいたり、彩ふ読書会内のコミュニティメンバーで集まって何度か実施しましたが、一般の方をお呼びするのは、これが初めてなんです。
◆哲学カフェとは?
・誰もが『対等な立場』で、テーマについて自由に話し合う場
・テーマは身近なこと。(例「お金」「愛」「子供」「嫉妬」)
・哲学の知識は不要(全くもって不要です)
・あるのは進行役と少しのルールだけ
興味のある方は、過去の記事をご覧いただき、雰囲気を感じていただけたらと思います。
◆「イロソフィア」のコンセプト
基本的な部分は巷の哲学カフェと同じですが、4つのコンセプトを掲げました。
(作ってくれたひじきさん、ありがとうございます。)
①「当たり前」を見つめなおす
②「新たな気づき」を大事にする
③「自分の言葉」で話す
④カッコつけず「自然体」で
小難しい理論は無しにして、ざっくばらんに和やかに。
それでいて、対話を通して何かおみやげを持って帰っていただきたい。
そんな哲学カフェを目指したいと思います。
◆では、始めましょう!
本日夕方の部にお集まりいただいたのは14名。男性9名、女性5名。
多くの参加をいただきましたので、
テーブルを3つくっつけて特大テーブルをつくりました!
開始時刻の16:10になりましたので、主催者より挨拶・案内があります。
その後、進行役にバトンタッチし、哲学カフェはスタートです。
今回のテーマは、「『自信』はどうやったらつくの?」です。
印象に残ったトピックとともに、私の感想を交えてカフェの雰囲気を紹介していきたいと思います。
◆自信とは経験
★「自信とは、成功体験である」
「自信」を考えるにあたって、逆に「自信がない」ということを考えてみます。
「うまくやれるかどうか不安な状態」という典型的イメージが浮かびます。
失敗して恥をかきたくないし、人に迷惑をかけたくないですしね。
新しい仕事に就いたときなんかは、最初は全く自信がありませんが、場数を踏むことによって不安が減少していきますよね。
経験を重ねるすることで、技術が向上し、また慣れてきて、「これをやったらこうなる」っていうふうに、だんだん予測できるようになってきます。
そうすると、成功のために必要な準備についても解ってきて、自信につながっていくのではないでしょうか。
◆自信とは「個人的な基準」とのギャップによる
★自信がないのは「求める姿とのギャップ」が大きいから
では、「求める姿」とはどういうことでしょうか。
英語を巧みに操り海外の方と楽しくやり取りしている自分?
流れるようなスピーチをしている自分?
★自分が求める基準が高いほど自信が持てない
ああ、そうなんでよすね。
理想を高く持つと、できない自分に心底がっかりします。
★自信のない人は、努力できる人
これもありますね。
「ギャップ」を意識している人、ということです。
「慢心」という言葉もありますが、これは成長を妨げるものですからね。
★自信を持てない人は、自分が「できること」をピックアップしてみるといい
これもわたしにとっての良い気づきでした。
一見、上記と矛盾するかもしれませんが、ギャップを肯定的に捉える人もいれば、否定的に捉える人もいますから。
理想からの減点方式ではなく、加点方式に捉えなおすだけで、自己肯定感がよみがえります。
ありもしない「イデア」に囚われるより、いまの自分をまず好きになりたいものです。
さあ、「自信」の正体がだんだん見えてきたんじゃないでしょうか。
◆自分に保険をかける「自信」
★「試験前に『全然自信ない』って友達に言ってしまう」
ちょっと本筋からは逸れますが、盛り上がったトピックです。
誰しも聞いたことある「試験あるある」ではないでしょうか。
自分が持っている手応えからくる「自信」よりも、他人に表明するときはやや低めに言ってしまう心理です。
★失敗した時のための保険
★下げといて上げる方が、上げといて下げるよりよっぽどいい
自分に対する保険であり、計算ですね(笑)
◆休憩します。
序盤からかなり盛り上がってます。
後半も面白い展開を見せましたよ。
休憩を入れて、再開しますが、後半は日を改めて書かせていただきます。
では、また!