<アイデアとは問題解決である>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
私が参加している「彩ふ読書会」において、参加メンバーで作るグループ活動として開催しています、「オンライン哲学カフェ」。
今回は第20回となります。
前回の第19回「これって『芸術』?」の模様はこちら。
◆今回も「Zoom」を使いました
今回も前回同様、「Zoom」を使用。
「Zoom」とはオンライン会議アプリで、「skype」をイメージしていただくと大体そんな感じで、とても使いやすいテレビ会議アプリです。
主催が会議を「○○日の●時~●時」とスケジュール設定すると、「会議ID」が発行され、参加者はPCのZoomホームページやスマホアプリから、その「会議ID」を入力するだけで、アカウントを作る必要も無く、簡単に参加できます。
◆この日のテーマは「アイデア」
この日の参加者は11名。時間は2時間です。
オンラインにおいても、実際の哲学カフェのように、進行役を決め、1人ずつしゃべる方式にしています。
しかしながら一部の人しか画像を映していないため、挙手が見えないので、発言したい人は「ハイ○○です。」と言い、進行役が指名するという感じにしています。
(画面を見ていると誰がしゃべったか大体わかるんです)
今回の進行役は、ひじき部長に務めていただきました。
私は、ZOOMのチャット画面にメモを残していく書記係を担当しました。
この日のテーマも、メンバーの推薦により選ばれた
「『アイデア』はどこから来るの?」
です。
アイデアといえば、「アイデアグッズ」などというものがあるように、今までなかった新しい発想というイメージなんですが、このアイデアなるものに焦点をあてていきます。
では、哲学カフェ内での発言を振り返りつつ、感想とともに書いていきたいと思います。
◆「アイデアが出てくる」とは?
「アイデアがよく出てくる人」と「そんなことがない人(たぶん自分も)」の違いはどこにあるんだろう?
このお題を提案してくれたメンバーの問いとは、このようなものでした。
確かに、「アイデアがよく出てくる人」というのは一定数存在するようです。
・斬新なアイデアグッズを次々と生み出す人
・テレビ東京の低予算でおもしろい番組を考えている人
・困難なトラブルを、いろんなやり方で解決してしまう人
「既存の枠組みを破ること」
という意見が出てきましたが、この辺に糸口がありそうです。
アイデアは「今までなかった商品、企画、やり方」を指していますので、それは「今までのもの」であってはいけません。
基本的に何かを考える時は、自分の頭の中にあるものを組み合わせていくしかないというのはどんな人間でも同じだと思うのですが、そこから「今までにないもの」を生み出すというのは、どういうことでしょう?
今まであったものの、新しい「組み合わせ」ということなのでしょうか。
それが既存のやり方であっても、「こんな場面に使うの?」というような使い方をするということでしょうか。
ポストイット(付せん)が、使いみちのない弱い接着剤から生まれたのは、貼るというより「剝がしやすいこと」を前提に考えたから、画期的な商品になりました。
それは「どこに貼るか?何を貼るか?」という既存の接着剤の用途だけでは思いつかなかった発想ですよね。逆張りの発想とかも言いますが。
◆それで、アイデアって、何をするものなの?
アイデアはこうやったら出てきやすい、という方法論が他にもいくつか出てきたのですが、哲学カフェなので、いったん原点に戻り、
「そもそも、アイデアって、なんなのか?それで、アイデアは何をもたらすの?」
という問いに帰ります。
「アイデアは問題解決の手段である」
という意見がありましたが、これはどういうことでしょうか。
アイデアというものが出てくる前提には、必ず問題意識があるということでしょうか。
例えば「売れる」新しいデザインのバッグを作りたいとき、何を考えるでしょうか?
「あ、こんなのがほしかった!」という便利収納機能があるものでしょうか。受けるデザインというのは、多くの人に問題解決を促すようなものであるようです。
逆に「アイデアが出てこない」と悩むときは、その問題意識が見えていない時ではないでしょうか。
「問題意識」というものを糸口に考えてみると、「アイデア」がもう少し見えてくるかもしれません。
哲学カフェはまだまだ続きますが、時間が来ましたので続きは日を改めたいと思います。
では、また!