<辛かったけど、これでした。>
おはようございます!ちくわです。
読書・読書会・哲学カフェが好きです。
この何だかよくわからない人生に問い続け、その「わからなさ」を日々味わって楽しんでいきたいです。
2021年も残すところあとわずか。
今年もたくさんの本に出会い、感想を当ブログに書いてきました。
せっかくなので、今年読んだおすすめ本をランキング形式で紹介しようと思います。
2021年、本日までに読んだ本は104冊。
当ブログでは毎月ベスト本をご紹介していますが、いったんそれはリセットガッチャンコして、改めてのマイ・No.1を選んでいきたいと思います!
ふだんは「読書メーター」を活用し、読書記録をつけています。
もしご興味あれば、こちらものぞいてください!
ジャンルを3つぐらいに分けてご紹介しようかなぁと考えています。
①小説編(ただしSF除く)
②SF編
③その他編
ひどいジャンル分けですね。特に②。
自分が紹介したい本が多かっただけなんですけど。
とりあえず、始めます!
本日は、①小説編(ただしSF除く)です!
対象44冊の中から、ベスト5のご紹介になります。
第5位:
はっきり言って、めちゃくちゃです。森見作品ハチャメチャ系の最たるものでしょう。
でも、めちゃくちゃおもしろいんです、おなかがよじれるぐらい笑えます。
この本は、上田誠さんの舞台作品「サマータイムマシンブルース」のストーリーをベースに、森見さんが「四畳半神話大系」の設定と登場人物を当てはめて書かれた、コラボ小説というなかなかに楽しいことになっています。
私は元ネタのどっちも、見ても読んでもいなかったですが、とにかくおもしろかった。それぐらい。
第4位:
これほどまでの、疎外感というものがあったでしょうか。
主人公、更紗(さらさ)と文(ふみ)はただ一緒にいたかっただけなのに、誘拐被害少女とロリコン凶悪犯という役割を当てはめられ、生涯背負わされてしまうことに。
圧倒的に悲しく切ない物語なのですが、この2人の間だけには、どこか安心感すら感じられる不思議な感情を読み取ってしまいます。
詳しくは過去記事で紹介しています!
第3位:
先入観をひっくり返せ!
子どもたちが中心となって、圧倒的に気持ちいい逆転劇を見せてくれる、5つのドラマですが、読んでみるとそれだけじゃない、社会の現実が抱えている課題が浮かんできます。
詳しくは過去記事で紹介しています!
第2位:
もうこれね、この感じ。たまりません。
地球人として「洗脳」されそびれてしまった主人公の奈月、夫の智臣。そして幼なじみの由宇。
これを読んで自分が「グロテスクだ」って思った時点で、作者の術中にハマってしまっています。
自分の中の「普通」を揺さぶられる体験は、中毒性を持っています。
詳しくは過去記事で紹介しています!
そして、第1位:
やっぱこれかなぁ。
認知症になってしまったおばあちゃんが抱えているであろう悩みの謎を、2人の友人のおばあちゃんが一緒に旅をしながらたどっていきます。
そこには、彼女が友人に決して語らなかった、満州引き揚げの壮絶な過去がありました。
悲惨な体験が、作者独特のグロめの描写で増幅され、なかなか読み進めるのが辛かったですが、頑張って最後まで読みました。
いとも簡単に人が死んでいく時代をくぐり抜け、改めて死ぬことが目前となった彼女たちを通して、自分が考えたことは少なくありませんでした。
詳しくは過去記事で紹介しています!
小説編(ただしSF除く)は以上になります!
次回はSF編です!
では、また!